【映画レビュー】カンフー・ヨガ|こういうのでいいんだよ、こういうので

みなさんこんにちは、モズークです。

今年もいろいろ映画を観てきましたが、かなりの問題作を年の瀬というのにぶっこんできたので観てきました。おまたせ!『カンフー・ヨガ』だよ。

僕の考えたカンフー・ヨガはインド人と中国人がヨガと中国拳法を使ってバトルする、ダルシムVS春麗みたいなものでした。ところが実際はほぼジャッキー・チェンでスパイスにインド風味が入ってるというものでした。

これだけ聞くと「う~ん、ガッカリ作品かな?」と思われるかもしれませんが、観た感想はニッコニコでした。そりゃもうニッコニコです。細かいことは気にしないでニッコニコで映画館を出ることができる作品でした。

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中華料理インド風アレンジ

内容はカンフー・ヨガというタイトルの割にほぼほぼカンフー映画でした。というかいつものジャッキー映画でした。ところどころインド風味のヨガをスパイスに取り入れてはいるけれど、ほぼカンフー映画。もっとインドの秘術とかを駆使するのかと思いましたが、そんなことはなく第三の目とか呼吸法とか縄抜けで使われる便利な技扱いでした。

たまにインドと言えば蛇使いだよねとか、ヨガフレイムだよねみたいな細かい演出はありましたが、大筋はカンフー映画。制作陣も「うるせぇ!俺達はカンフー映画しか作れないんだよ!」みたいな開き直りがあって、逆に清々しいくらいです。どっちつかずになるよりは、得意な方面で頑張ったほうがいいよね。

突っ込んだら負け

この映画は突っ込んだら負けです。はい、あっさり負けました。冒頭のCGでいきなり負けました。しかも始まって数分間はポカーン状態で何が起こっているのか理解不能。その後の展開もハチャメチャが押し寄せてくる怒涛の理不尽ストーリー。頭を使っていないはずなのに、何故か脳味噌が疲れるという不条理を感じます。

アクションシーンはかなりアドリブが入っているような気がします。その場で面白いと思うものを片っ端から採用して詰め込んだ感があります。なんというサービス精神。客が観たいものを出し惜しみなく見せてくれます。素晴らしい。

サービス精神が旺盛すぎて、サービス過剰になってしまい、ところどころつじつまが合わないのが日常茶飯事で「あれ?」と思うところも多少・・・かなりありますが、もちろん突っ込んだら負けです。いちいち突っ込んでたら過労死してしまうので、適度に笑ってやり過ごしましょう。

いきなりライオン

なんだかわかりませんが、いきなりライオンです。いきなりステーキなんて目じゃない、いきなりライオンです。そのライオンの演出いる?とか突っ込んだら負けです。おもしろければいいんだよ!的なサービス精神を感じます。素晴らしい。

後半になればなるほどそのいきなり具合は加速し、もうストーリーそっちのけでお客を楽しませることだけに専念しています。初期に伏線と思われたアイテムやイベントは忘れ去られ、やりたい放題です。素晴らしい。

頭空っぽにしてみるのならこういうのでいいんだよ、こういうので。

エンディングもいきなりやってくる

ほぼほぼカンフー映画、いやジャッキー映画だったこの作品にももちろんエンディングは訪れます。ぞろぞろと黄色い法衣を着た僧侶と女性たちが入場してきたら、いよいよお別れの時間です。時間だよ♪仕方がない♪それまで激しい戦いを繰り広げてきた敵と味方もすべてを忘れノーサイド。それでは素晴らしいエンディングをお楽しみください。

無粋ですがあえてこの映画を例えるなら、いままで中華料理をかなりの量食べてたのに、最後のデザートに突然カレーが出てきたという印象です。普通最後にカレー食べたら、店から出たときカレーだけを食べたという感想になるでしょう?そんな感じ。

とはいえ最後のジャッキーの笑顔を見れば、それまでの突っ込みどころが全て吹き飛んでしまうという、なんとも素晴らしいエンディングでした。本当にジャッキーが楽しそうで何よりでした。

期待通り今年最後にとんでもない映画を観させていただき、ありがとうございました。スタッフロールの音楽の尺は気にしたら負けです。

カンフー・ヨガ 総評

ストーリー:細かいことを気にしたら負け8点
演出:美女が現れたらスローモーションで舐め回すように撮るのは基本20点
配役:石丸博也のジャッキー・チェンが聞けただけで満足です20点
映像:CGがまるでゲームのようですが気にしない8点
音楽:エンディングの音楽はつられて体が動きそうになったムグ18点
総評:74点

天丼しておきながら投げっぱなすのはチャイニーズギャグなんでしょうか?

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