5Gに見るアメリカと中国の覇権争い

みなさんこんにちは、モズークです。

先日カナダで中国の通信機器メーカーであるファーウェイのCFO、孟晩舟が逮捕されました。容疑は傘下にある企業を通じて制裁中のイランと取引をし、決済に関与した米国金融機関に対してファーウェイとその傘下企業は無関係だと虚偽説明をした疑いです。

これは中国のメーカーは実質中国共産党が支配しているので、アメリカは中国共産党に真正面から喧嘩を売ったという形になります。

また遡ること今年4月、アメリカ商務省がアメリカの企業に対して中国のZTEに対して7年間の取引停止を通達しました。それによりアメリカでのZTEの端末はアメリカでは販売できていません。これも原因はイランへの違法取引です。

すでにアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどはすでに、次世代通信規格の5Gについて、中国の通信機器メーカーの製品を排除することになっています。

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中国通信機器を使用するとアメリカと取引停止に?

これで大まかにアメリカ側対中国の大きな勢力がはっきりとしてきました。アメリカと中国では5Gの通信方式のシェア争いで、次世代通信の覇権争い真っ只中です。

上記のZTE締め出しや、ファーウェイ幹部逮捕も覇権争いの影響の一角でしょう。わりとアメリカさんもやることがえげつない。

そして遅ればせながら日本も先週12月7日に、中国の通信機器から「余計なものが見つかった」と、中国のファーウェイとZTEの2社の製品をを政府調達から排除することが決定しました。

これによって日本政府は中国の通信機器を使っているメーカーからの製品を購入しません。これは5Gで中国方式の機器導入を予定している企業は、政府や自衛隊ほかでの公的な使用ができなくなるということです。

また同じように中国製機器を使用している企業は、アメリカとの取引もできなくなる可能性が高くなります。次世代通信規格5Gの中国製機器導入を予定している某通信会社は、中国以外の通信機器に切り替えるかどうかの決断が迫られています。

日本の部品輸出企業はどうする

この流れからみて、この先アメリカは次世代通信規格の覇権争いにこれまで以上の注力をすることになります。そうなると中国の通信機器メーカーに部品を輸出している企業にも、中国との取引停止などの圧力をかけてくる可能性もあります。

先日ファーウェイのCEOが「ファーウェイ製品に使用しているテクノロジーの大部分は日本からきている。メイドインジャパンと言えるくらい、日本の部品の搭載が増えている。」と言っています。これは日本向けの発言でしょうが、あながち間違いではありません。アメリカはそこに手を突っ込んでくる可能性も高いです。

いままでのように中国に製品を輸出していると、いきなりアメリカとの取引停止になる。そんなこともあるかもしれません。

中国べったりで世界の情勢を読む力に乏しく、決断をあやふやにしているような企業はかなり危ないのではないのでしょうか。

どうなるかわからない

このようにアメリカ対中国、そしてその2国を取り巻く世界情勢は激しく変化をしています。このまま激化が進めば、圧倒的パワーを持つアメリカに対して中国が暴発する可能性もあります。

そうなればアメリカと中国のどちら側につくのか、決断を迫られることになります。日本はすでに中国製通信機器の排除から見てわかるように、アメリカ側につきました。

ドイツは中国製機器の排除をしないとしたので中国側につくのでしょうか。ドイツ経済はかなり中国依存なので仕方がないのかもしれませんが、またアメリカ、イギリスと反対側勢力になるのでしょうか。

5Gをきっかけにアメリカと中国を取り巻く世界の勢力図が固まりつつありますが、この先どうなるかはわかりません。注意深く見ておく必要があるでしょう。

株式市場への影響?わからん!!でもアメリカ株に投資してる身としてはアメリカに勝ってほしいですねぇ・・・

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