【株式投資における戦略と戦術】その8:戦略で常に備え、ピンチをチャンスにする

こんにちは、モズークです。

今回は【株式投資における戦略と戦術】の8回目、『戦略で常に備え、ピンチをチャンスにする』をテーマに書きます。

戦略 戦術
システムづくり ノウハウ
自動 手動
ふわっとしていてわかりにくい 明確でわかりやすい
利益を守る 利益を上げる
資産全体の増加 取引毎の勝ち負け
長期間あるいは永久 短期間で有限
環境の変化に備える 環境の変化で切り替える
安心 不安

誰が言ったかは忘れましたが「平和とは戦争と戦争の間の、戦争が起きてない期間に名前をつけたものである。」 という言葉があります。

それを投資に当てはめるならば、「楽観相場とは暴落と暴落の間の、総悲観が漂っていな期間に名前をつけたものである。」というところでしょうか。

これまでの株式市場の歴史を見ても、株価の大幅な暴落はたびたび起きておりこの先必ず起こることも確実です。しかしその時期を予測するのは不可能であり、よほど上手いタイミングで回避しないかぎり暴落が直撃することは避けられません。

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必ず起こることは備える事ができる

暴落は必ず起こり避けることが難しいとわかっているのに、何も備えていないのは自殺行為です。避けることはできませんが日頃から暴落はあると意識し備えておけば、被害を少なくかもしくは即死することだけは避けることができます。

楽観相場で信用ポジションを大きくしすぎるのはもちろん退場一直線への近道です。どれくらいの暴落でも耐えることができる安全マージンを常に心がけておく事が大事です。

「勝って兜の緒を締めよ」ではありませんが、調子のいいときこそ何かあったときに備えておく。これは資産を守るという戦略の重要なポイントの一つになります。

暴落にチャンスを与えよ

どこかで聞いたような見出しですが・・・

楽観相場のときでも暴落のことを頭に置いておくと、本来ならばピンチのはずの暴落にチャンスを見出すことになります。よほど高値圏でバブルでない限り、一時的なパニックの暴落は本来の会社の価値を無視して株価が大きく下がります。

最近で言えば髪型の酷い指導者が挑発してミサイルを撃ったり、どこかの大統領が空母を日本海に派遣したときに日経は大きく下げました。しかし社会情勢の不安で株価は下がっても、各企業の事業は普段通りに行われており、黒電話が騒いだところで急に悪化したりはしません。

会社のの中身は一緒なのに、株の価格だけが安くなる。こんな状態を人は「バーゲンセール」と呼びます。

短期的な暴落は必ず起こり、企業の業績がなにも変わっていないならば下がった株価はお買い得ということが頭にあれば、自身を持って買い増しすることもできます。しかし暴落で下がった株価を見てパニックになり慌てて売ってしまえば、本来持っていればもとの株価に戻る株を売ってしまったうえに、安く株を買うチャンスを逃してしまいます。

株式投資において戦略的に株式の動きを長期的に見ていれば、暴落することは織り込み済みであり、むしろ新しく株を買うチャンスなのです。

義を見てせざるは勇なきなり

わたしの投資歴は10年以上になり、その間にはサブプライムローン問題発端のリーマンショック、東日本大震災、円高不況、天津大爆発に伴う中国株バブルの崩壊などを経験しました。どの局面でも大きい株価の暴落が起こりました。しかしそこで株を焦って売らずに持っていれば、いずれはもとの株価に戻り、さらにそれを上回るなんてことも数多くありました。

たかが1000円くらいの値幅の上下でうろたえる必要はありません。下がったときこそいままで高くて買えなかった優良な株を買うチャンスです。

しかし日頃から暴落に備えていなければ、いざ暴落になったときに怖気づいて結局買わずじまいになることもあります。どんなに大きな暴落であったとしても売らず、むしろ買っていれば大きな利益が上がると知っているのに、勇気がないばかりに買えないのです。そして株価がもとに戻り、さらに高値を超えていくのをみて後悔する。そんな経験も数多くありました。

「義を見てせざるは勇なきなり」

頭で正しいということを知っていても、勇気がなければ行動できず、正しくないのと同じです。

「暴落をみて買わざれば、利益なきなり」

暴落で買えば大きな利益が上がると知っていても、勇気がなければ買うことができず、利益を上げることはできません。

いくら頭で正しい戦略を作り上げても、それを実行する意志がなければ戦略などないと同じです。暴落に直面したときにこれまでの株式市場の歴史をふりかえり、時間がかかっても必ず株価は戻ってくるという事実があります。

そのためには信用取引でも即死しないくらいの位置をコントロールし、安くなった株を買うための余裕を残しておくことが大事です。

そして勇気と自信を持って安くなった株を買い増す。

強い意志も冷静な判断力も、日頃から暴落を想定し、いざそのときにするべき行動をイメージトレーニングしておくことで鍛えられます。暴落をピンチに変えるかチャンスに変えるかは、あなたの日頃の意識次第なのです。

環境に応じて戦術を切り替える

楽観相場では個人投資家も含め、株式市場への参加者が多くなりますので株の流動性が上がりデイトレなどの短期トレードで利益を上げやすくなります。その反面株価は高くなるので事業が好調で買いたい株は買いづらくなります。
そんなときは積極的に株を買うのを控えめにし、暴落時に備えて買いたい株を調べておく期間にします。

逆にリーマンショックや東日本大震災並の災害が起こり、市場低迷が長引くような環境もあります。市場が低迷している場合はどんなに良い会社の株も叩き売られます。そんなバーゲンセールの株がゴロゴロしている状態では、楽観相場の時に調査し狙っていた株を買い漁る手法に切り替えます。このように戦術は環境に合わせて切り替えることができ、むしろ切り替えなければ大きな利益を逃してしまいます。

戦略で環境の変化に備えて意識しつつ、戦術で環境の変化に対応する。これこそが環境に左右されない、安定した資産形成の秘訣です。

それでは投資を楽しんで!

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