【株式投資における戦略と戦術】その7:戦略は長いスパンで考える

こんにちは、モズークです。

今回は【株式投資における戦略と戦術】の7回目、『戦略は長いスパンで考える』をテーマに書きます。

戦略 戦術
システムづくり ノウハウ
自動 手動
ふわっとしていてわかりにくい 明確でわかりやすい
利益を守る 利益を上げる
資産全体の増加 取引毎の勝ち負け
長期間あるいは永久 短期間で有限
環境の変化に備える 環境の変化で切り替える
安心 不安

おそらく多くの人の株式投資における最大の目的は「お金に困らない安定した生活」でしょう。その目的を達成するには、少なくとも死ぬまでにある程度余裕のある資産が必要になります。

仮に残された寿命がはっきりしているのならば、命日までにきっちり使い切るだけの資産だけあればいいのですが、残念ながらわたしたちの寿命は今のところ調べることはできません。しかもこの先、医療技術の進歩で100歳以上生きてしまう可能性も十分にあります。また、将来的に経済成長していくのならインフレになるのは必然ですので、今現在の貨幣価値では必要な老後資金はわかりません。

このため生きているうちは資産形成を常に考え、資産増加のために行動する事が必要になります。わたしたち人間にとって生きている時間は長期間であり、亡くなるその瞬間までの区切りがないスパンともいえます。そんな長期的な期間の資産運用には、仕組み作り、自動化、資産防衛などの戦略的な考え方が非常に有効に働くのです。

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戦術は短いスパンで区切られる

戦略は長期あるいは永久ですが、戦術はどうでしょうか。

前回の『戦略は戦術の勝敗を包括する』で、戦術は勝ち負けで考えると書きました。では勝ち負けはどうやって決まるのでしょうか。

それにはある期間を区切って、そのスパンの中で損益がプラスかマイナスかで考えるのが一般的です。

トレードの場合で考えると、1回の取引で利益が出たら勝ち、損失がでたら負け。つまりトレード1回分という短いスパンでの考え方になります。

つぎにデイトレードの場合、1日の間にトレードを繰り返しその日の利益がプラスならば勝ち、そうでなければ負け。このときは1日という短いスパンで区切られていることになります。

そして1ヶ月でトレードを繰り返し、安定して利益を稼ぐ方法を使用したとします。この場合も損益の結果は1ヶ月という短いスパンで区切られています。このようなスパンの短いものは戦術であり、その戦術を組み込んで長期的に運用するのが戦略となります。

短いスパンで区切られた戦術は修正しやすい

1ヶ月のトレードが思わしくなく収支がマイナスになることがあったとします。。しかし『戦略は戦術の勝敗を包括する』ので、長期的な視野でみれば資産形成にそれほど影響を与えないことがあります。

逆に1ヶ月だけ調子が良くても、他の月で安定性を欠いてしまえば長期的にマイナスになります。そんなときは使用している手法がどこか間違っているので、よく見直して改善する必要があります。

戦略は根本的な概念や仕組みなので、間違っていた場合修正することは難しいです。その点、戦術はスパンが短く区切られているので、内容が具体的で把握しやすいので修正が効きます。

最悪、修正してもうまくいかない場合は、潔くその手法を捨ててしまい別の手法を検討することもできます。デイトレをいくら研究して手法を修正しても損してばかりの人は、おそらく向いていないのでしょう。そんなときは別の方法、例えばファンダメンタル重視の中長期投資に切り替えることもありです。その場合はトレードの損益結果を出すスパンが数ヶ月~数年となります。

期間の長さこそ違いますが、どちらも期間を区切って勝ち負けを出すという点では同じく戦術になります。

休むことも立派な戦略

よく「休むも相場」といいます。

この何もしない期間はトレードを行っていない期間で、一見投資活動を休止しているようにみえます。しかし何もしていないようにみえて、次の投資の準備をするという戦略を実行している状態です。他の人が見ると休んでいるようにみえますが、いままでの手法を見直したり、次の購入候補の株を探したりしている期間です。

なにも株を取引しているときだけが株式投資ではありません。トレードとトレードの間の休んでいる状態も、資産形成においては立派な連続している戦略なのです。

このような理由からも投資を戦略で考えると、必然的に長期あるいは永久となります。そのため資産形成をするときは焦らず、ゆっくりとした長い目で見ることが必要です。

それではゆっくり投資を楽しんでね!

【株式投資における戦略と戦術】その8:戦略で常に備え、ピンチをチャンスにする

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