【こんな会社の株を買え】Point9|経営陣が真面目で誠実な会社

みなさんこんにちは、モズークです。

『こんな会社の株を買え』もいよいよ第9回、ラス前となりました。最後まで気を抜かずに頑張っていきましょう。

さて今回のテーマは『経営陣が真面目で誠実な会社』について書きます。

会社は誰に対して誠実であればよいのでしょうか。事業にお金を出資してくれた株主、そして事業にたいしてお金を払ってくれる消費者。主に会社の経営陣はこの二者に対して誠実でなければありません。

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株主に対して誠実な経営陣とは

株主に対して誠実な経営陣かどうかを調べるにはどこをみればよいのでしょう。わたしの場合ですが以下の4項目を重視しています。

  • 自社株買いをしているか
  • ストックオプションを乱発していないか
  • 経営の不振を隠さず発表しているか
  • 粉飾決算をしていないか

上から順に説明していきます。

自社株買い

自社株買いは発行した株数を会社が買い取り、数を減らすことで間接的に株主の保有している株の価値を上げることです。

例をあげますと会社が100株発行していた場合、会社の価値を100で割ったのが1株あたりの価値です。会社が20株を自社株買いしたとすると、会社の価値を残りの80株で割ったのが1株あたりの価値になります。会社の価値を100万円だとすると1株1万円の価値が自社株買いした後は1万2千500円になったということです。

このように自社株買いは株の価値を上げ、株主の資産を増やす行為です。自社株買いを積極的に行う会社は株主の方向を向いている良い会社といえるでしょう。

ストックオプション

逆にストックオプションは株数を増やす行為です。ストックオプションとは役員や社員に報酬の一環として、ある時期に決められた金額で株を買う権利を与えることです。

例をあげますと、現在会社の株価が100円のときに1年後にこの会社の株を200円で買う権利を役員に与えます。1年後に株価が300円以になりました。役員は権利を行使して200円でこの会社の株を手に入れることができました。差額の利益を100円得たことになります。もちろん1年後に200円以下だったら権利を行使しなければいいので損はしません。

一見会社にとっては元手がかからないボーナスで良さそうに見えます。しかしストックオプションの権利を行使するということは株数を増やすことを意味します。株数を減らす自社株買いが株主全体の利益になるのとは逆に、ストックオプションは株主全体の利益を奪う行為なのです。

よってわたしはストックオプションを乱発している会社は株主に不誠実であると考え、投資の対象にはしません。ストックオプションを発行しているかどうかは、会社のホームページでIR情報を調べてみないとわからないことが多いです。気をつけましょう。

残りの経営の不振を隠さない、粉飾決算をしないというのは企業としてはあたりまえなので割愛します。

消費者を舐めたらしっぺ返しを食う

粉飾決算やストックオプションの乱発は株主に対する裏切りです。対して食品の産地偽装、製品の性能の虚偽申告、リコール隠しなどは消費者に対する裏切りです。

会社の指示で生産地と違う産地を表記したのに、誤表記と不可抗力だったように言い訳をします。会社ぐるみの隠蔽工作なのにほんの数名の仕業のように責任を押し付けるという見え見えの手です。こんなことをしても真実が明るみに出たら信用を失い、状況はさらに悪化するだけです。

消費者を騙して平気な顔をしている経営者がいる会社は投資先としてはふさわしくありません。

誠実さが失敗を信頼に変える

事業を行っている以上不幸な自己や失敗は必ずあります。人間は必ず失敗する生き物です。その人間が営んでいる会社が失敗を犯さないはずがありません。

しかしその失敗を犯したときに利益や保身ために嘘をつくことは許されません。失敗は失敗と素直に認め、誠実に謝罪し同じ失敗を起こさない対策を講じる。そうすることで逆に会社の信用は上がります。

ピンチはチャンスです。苦しいときこそ真面目に正直に対応することが消費者の信頼を生み、良い結果を生むのです。

それでは投資を楽しんで!!

こんな会社の株を買え|目次

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