【こんな会社の株を買え】Point4|コスト管理と財務がしっかりしている会社

みなさんこんにちは、モズークです。

おかげさまで大好評(自分調べ)連載の『こんな会社の株を買え』も4回目を迎えることになりました。

前回は『新製品の研究開発をしている会社』ということで研究開発にお金をかけている会社を探しましょうということでした。今回の注目するポイントは『コスト管理と財務がしっかりしている会社』です。

好景気ではお金を稼いでいるイケイケの会社でも、不景気で消費が落ち込んだりすると商品が売れにくくなります。そんなときにコスト管理や財務がしっかりしていないと、出ていくお金の割合が増えて利益が激減もしくは赤字になる可能性があります。稼いだ分だけ出ていってしまう、自転車操業のような会社は成長するはずがありません。商品を売って得たお金も、節約して浮いたお金も利益を増やす要因でありどちらも重要です。

そんなコスト管理や財務に強い会社を探すためにはどこに注目すればよいのでしょうか。

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コスト管理は営業利益に注目

毎度おなじみ四季報を、ネット証券で調べることができる人はそちらで。業績の欄の売上と営業利益の項目ををみてみましょう。売上は単純に業務でどれだけお金を稼げたかという数字です。これは少ないよりは多い方がいいに決まっていますね。

次に隣の営業利益の項目をみてみましょう。これは売上から人件費、材料費、そのたいろいろな経費を差っ引いた数字です。売上に対して随分減ってしまいましたね。これは「うちの会社は人件費も材料費もゼロだぜ!」という会社でもない限りそれが普通です。

注目するのは売上と営業利益の割合です。前年と比べて売上が2倍なのに営業利益がほとんど伸びていない会社。そんな会社は無駄な経費を使っている可能性があります。

逆に売上はあまり伸びていなくても営業利益が毎年伸びている会社。そういう会社は経費削減やコストの管理が上手な会社といえるでしょう。

毎年がぱっとしなかった会社が社長交代した時期から営業利益が伸びて利益拡大することはよくあります。おそらく新しい社長が今までの無駄なコストを見直して改善したからです。売上を伸ばすのは成長戦略見直しのため長いスパンでみないと結果を出すのが難しいですが、コストや経費の見直しで無駄を減らすのはわりと短い期間で効果が出ます。

しかもコストや経費の見直しは1年で終わるわけではなく、毎年続けることができます。そのあいだに新しい商品やサービスを開発し売上を伸ばせば理想的に利益を増やすことができます。

財務はキャッシュフローで素早くふるいにかける

次にキャッシュフローの欄をみてください。上から営業CF、投資CF、財務CF、現金等となっていると思います。

「営業CF」は稼いだお金の流れです。ここがマイナスだと儲かっていません。
プラスの会社を探しましょう。

「投資CF」は投資活動のお金の流れです。ここがマイナスなら投資に使ったお金が出ていったということです。逆に設備を売ったり資産売ったりした場合はプラスになります。成長を続けるために設備投資する会社はマイナスになります。

「財務CF」は財務のお金の流れです。ここがマイナスなら借りていたお金を返して出ていったということになります。プラスなら借金や社債を発行してお金が入ってきたということです。よってできるだけマイナスのがいいです。

「現金等」はそのまま会社が持っている現金です。ある程度持っていればすぐさま倒産してしまうことはないでしょう。

わたしは会社を調べるときは手っ取り早くここの欄が、

  • 営業CF +
  • 投資CF -
  • 財務CF -
  • 現金等 +

という形になっているかを確かめてふるいにかけてしまいます。たしかに一概にキャッシュフローの欄がこの形ならいい会社だということは言えません。しかしこの形でない会社は最初から除外して調査の負担を減らすことにしています。

正しいコスト管理と健全な財務管理は防御力

コスト管理と財務、これは会社の防御力といっていいでしょう。コスト管理が上手で財務がしっかりしている会社は不景気のときにも大崩れしにくいです。もし売上が減っても出ていくお金が管理できていれば次のチャンスまで持ちこたえることができます。

いっとき大儲けしていた会社が消費が冷え込んだだけで、少しつまずいて財務が焦げ付き倒産するなんてことはよくあります。コスト管理と財務がしっかりとした会社を探して投資していきたいですね。

それでは投資を楽しんで!

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