AIが投資をしてもすべての人が幸せになれるとは限らない

みなさんこんにちは、モズークです。

最近はやたらとAIという言葉を耳にするようになりました。
AIとはartificial intelligenceの略で日本語で言えば人工知能です。
簡単に言えば人間と同じような思考をするコンピューター技術です。

とはいえいま巷にあふれているAIと名のつくものはAIブームに乗っかっただけのものがほとんどです。
まだまだちゃんとしたAIは少なく、AIを使用と付けとけば売れそうだからという理由で乱用されている状態です。
昔の名前の最初にiが付いていれば、響きがなんとなくカックイイのでみんな使ったというのに似ています。

資産運用の場面でもロボアドバイザーとかいうよくわからない資産運用AIもどきがあります。
最初にいくつかの簡単な質問に答え、リスク許容度を測りそれをもとに投資先の配分を選ぶようです。
でもこれってただの分散投資プログラムですよね?
とてもAIなどと呼べるものではありません。

さてそんな今現在はAIじゃなくてもなんでもかんでもAIという状態ですが、技術が進歩していずれはちゃんとしたAI技術がわれわれ個人でも気軽に利用できるようになります。
そんな時代になった時に、やはりお金の運用にもAIが使われることになります。

しかしそんなAIが資産運用できるくらい発達しても、誰もがみんなが資産を増やして幸せになることはないと予測します。
その理由は結局最後は人間の思惑が入り、AIのたてた投資計画通りに資産運用できないからです。

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投資AIをバフェットを参考にした場合

世界で一番の投資家と言ってすぐ思い通のがオマハの賢人、ウォーレン・バフェットです。
バフェットについては説明するまでもないので省略します。

さて仮にそのバフェットの思考を参考にしたAIが作られたとします。
完璧にバフェットの思考を再現したAIに資産運用を任せておけば、数十年後には資産は数百倍になります。
みんながそのAIを使えばみんな資産家になってハッピーハッピーです。

しかしそんな素晴らしいAIがあっても幸せになれない人は必ずいます。

バフェットの投資手法は長期投資が基本です。
そのため、いくら優れた投資手法でも短期間の間では資産が減ることもあります。
またいくら最高の投資家を模したAIといえども多少の失敗はあります。

バフェットの投資哲学を理解している人は、バフェットAIに安心して任せておけるので短期の資産の増減は気にしません。
しかしバフェットのことをよく知らずにバフェットAIを利用している人は、資産が減ると信用できなくなります。
その結果、短期的に資産が減ることが精神的に耐えきれず、自分の判断で勝手にAIでの運用を止めてしまいます。

このように、いくら優れた投資手法を実行するAIが存在しても、使う人間の知識や意志や信頼度で結果を左右してしまうのです。
AIで使用しても長期投資の場合は、短期的な資産の増減に耐えられない人は幸せになれないのです。

高速取引に特化したAIの場合

では根気のいる長期投資はやめて、次はAIを利用した短期的取引の場合を見てみましょう。
これは今でもアルゴリズム取引といって、コンピューターを使った高速取引が行われています。
将来的にはこれをさらに進化させ、AIを利用したものも出てくるでしょう。

この場合なら長期投資に理解がなくてもいけそうです。
なんせ結果はすぐに出るので資産が減るという精神的苦痛を受ける必要がありません。
これでやっと誰もがみんなハッピーハッピー・・・といわけにはいかないでしょう。

株式にしろ為替にしろ相場というものは短期的には完全にランダムです。
そのうえ、いきなり大きく動くこともよくあります。
しかもその動きを予測することはどんなに速いコンピューターを使っても無理でしょう。

予測は不可能とすれば、今の値動きに超高速で反応するしかありません。
しかし今でもそうですが、機関の使うネット回線やコンピューターは個人に比べて段違いに速く強力です。
そんなところに個人のAIが挑んだところで、注文が受け付けられる前に回線スピードの差で負けてしまいます。
いつも損をするのは個人ばかりです。

では機関に委託してAIで運用する場合はどうでしょうか。
それもうまくいかないと思います。
なぜなら機関は機関同士で常に競い合っており、激しいバトル状態だからです。
さらにおそらく急激な値幅の増減があったときには対応できずに損を出すことも多々あります。
完全にランダムの場合、AIを用いた機関ですら確実に儲かるわけではないのです。

そもそもこんなの投資ではなく投機ですけど。

しょせんAIも道具

いくらAIが発達しようが、最後に使うのは人間です。
その人間にAIに任せられる度胸と、我慢強く待てる胆力は必要です。
しょせんAIもただの道具なのです。

でもそれって今でも同じだと思いませんか?
どんなに優れた投資手法でも、使う人間がその手法を信頼できずに自分勝手に売買してしまえば損します。
この投資手法がAIに置き換わったところで、最後の判断は人間に委ねられるのです。

とはいえ仮に本当に確実に資産が増え続けるAIが誕生してしまったらどうします?
あなたはその投資AIを信頼し全財産を任せることができるでしょうか?

わたしの場合はそんなAIがあっても自分で投資をします。

なぜならこんな楽しいことをコンピューターなんかにやらせてたら、もったいないからです。
株式投資はわたしにとってやりがいのある趣味のようなものです。

それをやらなくなったらすぐにボケてしまうでしょう。

それではみなさん、投資を楽しんで!


ママレード・ボーイ ボイスメモ

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