【書評】雑談力

雑談力
ストーリーで人を楽しませる

百田尚樹 著

人を引きつける文章は入れ物ではなくて中身だと改めて気付かされました

おすすめ度 ☆☆☆

広告

面白い文章を書くにはやっぱりインプット

ブログを書いていておもしろい文章とは何か、ということを常に考えていました。

これまでに数々の面白い文章が掛ける系の本を買いましたが、なかなかしっくり来るものがありませんでした。それもそのはずで、今まで読んでいた本は、最初はこう、語尾はこう、ここでこういうフックを入れると面白くなるという内容。つまり入れ物を工夫すれば文章が面白くなるというものばかりでした。

その点、この本は入れ物よりも中身をどうするかということについて書かれています。もちろんつかみが大事とか質問から入るなど普通のテクニック的なことも書いてあります。しかしそのほとんどが雑談によって解説がすすめられ、まさにタイトルにもある雑談力にふさわしい内容となっています。

入れるものが面白ければ、入れ物なんかいびつで下手くそでもおもしろい文章になるということに気付かされました。そのためには面白い話を観たり聞いたり読んだりして山ほどインプットすることが大事ということです。

政治と株と宗教と野球と自慢話はするな

百田氏は本書で雑談で政治、株、主教の話をしてはいけないと書いてあります。多くの場合、議論や口論に発展するからということです。わたしは個人的に野球も付け足しておきます。

このブログに人が来ない理由がわかりました!

さらに自慢話を聞いても面白がる人は少ないとも書いています。そりゃそうでしょう、自慢話を聞いてニコニコしていられるのは寝ている人かお釈迦様かネコぐらいです。でも逆に考えれば失敗談は面白がって聞いてくれる人がいるということです。

さっそく失敗した話もブログに書かないといけないなあと考えています。でもわたしは失敗したことはいっぱいあるはずなんですが、さっぱりと忘れてしまう性格なのであんまり詳しく思い出せないのが難点ですね。

みんな知ってる話でも恐れない

百田先生の発言はYouTubeなどで数多く拝見しています。本書を読んで、あっこのネタ前も言ってたな?というものも結構ありました。しかし百田氏は他の人が知っていても恐れないで、それどころか知っている人と同調して雑談を継続しろと書いてあります。

なるほどなぁ~、と思いました。

誰も知らないネタだけを調べるのは不可能です。面白い話というのは普遍的なので他の人が知っている可能性は高いです。そこで知っているから話をやめるんじゃなくて、あえて知っているネタでも使いこちら側に引き入れてしまうネタにするというのが素晴らしいと思いました。

このブログは株式投資ブログですので、投資家の逸話などを書いたりするのですが「こんなん誰でも知ってるから書くのやめよ」となることも多々あります。しかし誰でも知っていることなら「あるある」で気持ちを同調させることができます。これからは積極的にみんなが知ってるネタでも、安心して書いていけるなと腑に落ち気分がスッキリしました。

雑談って奥が深いですねぇ~。

広告